鎌田 翔雅選手 現役引退のお知らせ

このたび、カターレ富山の鎌田翔雅選手が2022シーズンをもって現役を引退することとなりましたので、下記のとおりお知らせいたします。なお、1 月 14 日(土)開催のカターレ富山 2023 新体制発表会では、冒頭に鎌田選手がファンの皆さまに感謝の気持ちをお伝えする挨拶の場を用意しております。

DF2 鎌田 翔雅 (かまた しょうま)選手

生年月日
1989年6月15日

出身地
神奈川県

身長/体重
172cm / 66kg

ポジション
DF

経歴
湘南ベルマーレJrユース→湘南ベルマーレユース→湘南ベルマーレ→ジェフユナイテッド千葉→湘南ベルマーレ→ファジアーノ岡山→湘南ベルマーレ→清水エスパルス→ブラウブリッツ秋田→福島ユナイテッドFC→カターレ富山

出場記録

鎌田翔雅選手コメント
カターレ富山を愛する皆様。
明けましておめでとうございます。
新年早々明るいニュースではないかもしれませんが、昨シーズン限りで引退することを決めました。
皆様の前で直接お伝えすることができず、このような形で申し訳ありません。
この決断に至るまでとても迷いました。

昨シーズン終盤に、自分が思っていない形で怪我をして、そのままシーズンが終了しました。
その状態のまま富山を去る事も決まり、治ったとしても、また再発するかもしれないという不安。
その中で来年以降も本気でプレーできるのか、本当に悩みました。
まだまだボールを蹴りたい、全力でボールを追いかけたい、何よりサッカーがしたい。
でも、何を優先しないといけないのかを考えると、自分の身体の事、そして家族のために引退を決断する事が1番でした。

5歳でサッカーを始め、高校卒業後にプロになって15年。
自分が思い描いた未来とは全然違うけれど、2度の大怪我を乗り越えて、ここまでプレーできたのは誇ってもいいのかなと今は思います。数字や結果には表せていないし、もっと皆さんの心に残るプレーができていたらと、悔しさと寂しさがあります。
でも、ここまでプレーできたのは、
家族や両親、友人、仲間、スポンサー様、そしてサポーターの皆さんに、どんなに苦しい時も背中を押して支えてもらったからです。
上手くいかない時、怪我で離脱している時、どんな時も前向きな言葉で支えてくれて、ありがとうございました。
何より1番支えてもらったのは妻と子ども達です。本当に感謝しかありません。僕のわがままでたくさん我慢させ、辛い事の方が多かったと思います。
僕がプレーする姿を、どの土地に行ってもスタジアムに来て応援してくれたり、テレビで応援してくれたり、たまにはダメ出しされたり。
本当に楽しませてもらったし、自分がプレーする姿で喜ぶ家族の顔を見るのが1番幸せな瞬間でした。
もっと良い形で終える事が、家族みんなへの感謝の気持ちとして表せましたが、それも叶えられず自分の力のなさを最後まで悔やみます。ごめん。
家族がいなければ、15年間もプロサッカー選手として続ける事はできなかったと思います。
最後まで本当にありがとう。

そして、15年間プロサッカー選手としてプレーさせていただいた、湘南ベルマーレ、ジェフユナイテッド千葉、ファジアーノ岡山、清水エスパルス、ブラウブリッツ秋田、福島ユナイテッドFC、カターレ富山の7チーム、本当にありがとうございました。

これから始まる第二の人生
「どんな時でも謙虚に自分らしく」
今まで通り本気で楽しみたいと思います。

僕のサッカー人生は、皆さんの支えなしではありえませんでした。
本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
15年間辛いこともあったけれど、皆さんのおかげで、幸せなプロサッカー選手として過ごせました。
何もない僕を今日まで応援してくれて、本当にありがとうございました。