このたびカターレ富山では、小田切監督の退任が決定いたしましたのでお知らせいたします。なお、後任監督には2018-2020シーズンにカターレ富山の監督を務めた現横浜F・マリノス アシスタントコーチの安達亮氏が就任いたしますので、下記のとおりお知らせいたします。
監督交代のお知らせ
この度、カターレ富山では、監督の交代を決定いたしましたのでお知らせいたします。
なお、後任監督には、現横浜F・マリノスアシスタントコーチの安達亮氏が就任することをあわせてお知らせいたします。
小田切監督の退任については、2022シーズン終盤より監督として指揮をお願いして参りましたが、一昨日行われました天皇杯JFA第105回全日本サッカー選手権1回戦順天堂大学戦をもちまして退任いただく決定をいたしました。
本人事は、リーグ戦12戦勝ちなしという今般の戦績によるもので、看過出来る限度を超えたとの認識に立ったものです。
ただし、走力、球際、切替の競技性三原則を高いレベルで維持し、結果には必ずしも結びつきませんでしたが、失点の少ない熱量のあるサッカースタイルを構築された功績は、決して色褪せるものではありません。クラブとして最大限の感謝と敬意を表したいと思います。
後任の安達氏招聘については、以下のことを留意いたしました。
・2018シーズンより3シーズン在籍していることから、既にある程度チームやクラブ事情を知り得ており、円滑な交代が見込めること。
・安達氏在籍時のチームは、現在の予算規模の半分以下ながら、平均15本/試合以上のシュートを放ち、バイタル侵入回数、得点数も多い攻撃型であったことから、チームの最重要課題ある「得点力不足」改善が期待できること。
・豊富なアカデミー年代の育成経験を持ち、個々の強みを活かしながら代表クラスの選手も輩出している実績から、有望若手の多い当クラブに相応しいキャリアを有していること。
・フロント強化部での実務経験や、複数クラブでの監督経験から、所謂「業界で顔の利く」存在として、スカウトや補強面での手腕も当クラブでは貴重なこと。
・裏表がなく、筋と情の使い分けバランスが程良く取れており、人として信頼できること。
・社長として20年以上彼を見てきており、今のチームを浮揚させるに足る力量を持っていると、決裁権者である私自身が得心していること。
最後に、小田切監督は選手終盤時代からアカデミー、トップチームとカターレ富山一筋でクラブに貢献してくれました。こうしたキャリアを通じて、強度と熱量のある守備力の高いチームを作り上げてくれました。今後はその経験をベースに、新たなクラブでキャリアを積みながら、指導者としての幅を広げていくことを願ってやみません。
リーグ戦も残り22試合。安達新監督の下、反攻の狼煙をあげて臨んで参る所存です。ファンサポーターの皆様、カターレ富山をご支援いただいている全ての皆様、今後ともどうかよろしくお願いいたします。
株式会社 カターレ富山
代表取締役社長
左伴 繁雄
安達亮(あだち りょう)監督
■生年月日:1969年7月2日(55歳)
■出身地:兵庫県
■選手歴:全日空横浜サッカークラブ(横浜フリューゲルス)
■コーチ資格:日本サッカー協会公認S級指導者ライセンス
■指導歴:
1993 年~1996年 横浜フリューゲルス コーチ
1997 年~1998年 横浜フリューゲルスユース 監督
1999 年 横浜F・マリノス コーチ、鹿児島実業高校 コーチ
2000 年~2003年 横浜F・マリノスユース 監督
2004 年 JFAナショナルコーチ(U-16日本代表・関西トレセン)
2005 年 JFAナショナルコーチ(U-17日本代表監督・U-18日本代表コーチ)
2006 年~2007年 ヴィッセル神戸U-21 監督
2008 年 ヴィッセル神戸ユース 監督
2009 年 ヴィッセル神戸 コーチ
2010 年 ヴィッセル神戸 強化部長
2011 年~2012年 ヴィッセル神戸 ヘッドコーチ
2012 年~2014年 ヴィッセル神戸 監督
2015 年~2016年 V・ファーレン長崎 ヘッドコーチ
2017 年 ヴィッセル神戸 強化部長
2018 年~2020年 カターレ富山 監督
2021 年 ラインメール青森FC 監督
2022 年~2025年5月 横浜F・マリノス アシスタントコーチ、アカデミー育成部長
■安達亮監督コメント
このたび、カターレ富山の監督に就任いたしました安達亮です。
富山のサッカー熱をさらに盛り上げるためにやってまいりました。
県総での熱い声援をお待ちしております。
よろしくお願いいたします。
※写真使用される際は以下のクレジット表記をお願いいたします
©1992 Y.MARINOS
小田切道治(おたぎり みちはる)前監督
■生年月日:1978年9月2日(46歳)
■出身地:富山県富山市
■選手歴:南部中→富山第一高校→京都パープルサンガ→ヴァンフォーレ甲府→ジャトコ→YKKAP→カターレ富山[2009年現役引退]
■コーチ資格:日本サッカー協会公認S級指導者ライセンス
■指導歴:
2010年~2011年 カターレ富山U-15コーチ
2012年 カターレ富山U-18コーチ
2013年 カターレ富山U-15監督
2014年~2015年 カターレ富山U-15コーチ
2016年 カターレ富山U-15監督
2017年~2018年 カターレ富山アカデミーダイレクター兼U-18監督
2019年 カターレ富山トップチームアシスタントコーチ
2020年 カターレ富山トップチームコーチ
2021年~2022年 カターレ富山ヘッドコーチ
2022年~2025年5月 カターレ富山監督
■小田切前監督コメント
チームを勝たせる事ができず、このような結果になっていることに対して責任を感じております。
カターレ富山を全力でサポートしていただいているファン・サポーターの皆さま、パートナー企業の皆さまには心から感謝申し上げます。
どんな状況でも、次の試合に向けて、最高の準備をしてくれた、選手、コーチングスタッフ、メディカルスタッフの皆さん本当にありがとうございました。
チームがサッカーに集中できる環境を整えてくださった、グラウンドキーパーの皆様、ボランティアの皆様、フロントスタッフ、育成、普及スタッフ、クラブハウスの清掃、食事を提供していただいたスタッフの皆さん、本当にありがとうございました。
そして、なかなか勝てない状況の中でも、県総へ足を運び、選手やチームだけでなく私にも温かい後押しや熱い声援を送り続けていただいたファン・サポーターの皆様、本当にありがとうございました。
また、監督のキャリアをカターレ富山で始められたことにも感謝しております。
選手時代、アカデミー、トップチームスタッフ含めて、17年間本当にありがとうございました。
今後のカターレ富山の躍進を心より願っております。