2022シーズンユニフォームパートナーについて

2022シーズンユニフォームパートナーについて

 日頃より弊社並びにチームを応援いただき厚く御礼申し上げます。トップチームは開幕まで1ヶ月少々と、いよいよ新シーズンに向けたチーム作りにも力が入る日々を送っており、フロントを含め、スタジアムで皆様との笑顔の再会を心待ちにしております。

 本日は、本リリースと同時発表されました今シーズンのユニフォームパートナーにつきまして、2点ほど私からも加筆させていただきます。

 一点目は、胸パートナーが現段階では未決定となっていることです。パートナーの中でも、皆様やユニフォームを纏う選手達にとりまして最も高い関心事であるにもかかわらず、そこが未決定となっておりますこと、大変申し訳なくお詫び申し上げる次第です。昨年後半より既存株主様や何社かの大口パートナー候補様との商談を精力的に行なって参りましたが、残念ながら契約締結には至りませんでした。

 今後とも候補社様とは鋭意交渉にあたりますが、私なりのこだわりとして、今後カテゴリーアップをしていく上で、この部位は安きに流れず相応の価格での交渉をさせていただくことが中長期的視座からも適切と判断しております。そうした観点から、候補社が絞られることも予想され、場合によっては開幕までに間に合わない可能性も否定出来ないこと、どうかお含み置きいただければ幸いです。

 財務的には、当該部位のパートナーが付かないことで現時点での予算は、過去最高規模ながらも赤字となっておりますが、今後新規パートナー、既存パートナーの増額、そしてチケット、物販の合わせ技で損益イーブンにもっていくことは十分可能であり、逆に胸パートナー分は夏の補強原資にまわそうと、社員も営業に燃えておりますこと、付け加えさせていただきます。

 二点目は、背中に付けさせていただきました「ONE TOYAMA 」のロゴについてです。これは過日新体制発表会の場でも申し上げましたが、法人名ではありません。弊社及び弊社チームを応援いただける法人、個人の皆様から募ったご支援を総称した名称です。

 カターレ富山は、県に唯一のJクラブとして県民の皆様に親しまれるクラブを目指し、今シーズンより「県民クラブ」を標榜させていただきました。その証を特定の法人ではなく、皆様からのご支援の熱い塊としてユニフォームに掲出し、富山を代表して選手達に戦わせたいという強い想いが込められております。

 皆様からのご支援の募り方につきましては、ユニフォームリリースの当該部位の紹介箇所にURLを添えてありますので、どうかご参照ください。胸部パートナーと異なり、若い営業マンでも足で稼いで積み上げることの出来る規模の額ですので、一年をかけて一億円集めようじゃないかと燃えに燃えております。

 さて、チームはJ2時代に匹敵する規模の人件費を充てがいました。その背景には今シーズンで何としても「J2に戻る」という経営判断があってのことです。それでも充てがった人件費規模は、降格してきた4クラブも含めますとおそらく中の上程度に留まると踏んでおります。シーズンを通じて赤字の埋め込みに奔走しながら、復帰も目指すという難しいオペレーションとなりますが、私はこれまで勝負と経営を進退と引き換えに、ギリギリのところでバランスを取って参りましたし、「人の成長は火事場でこそ成る」を信条として社員やサポーター、支援者様達と苦楽を共にして参りました。

 その総決算として、今期は自身をまな板の上に置き、全力で戦う覚悟でおりますので、どうか勝負にそして経営に皆様のお力添えをいただけますよう、よろしくお願い申し上げます。

株式会社カターレ富山        
代表取締役社長 左伴繁雄