(株)カターレ富山 FY2022 第3四半期 業績報告について

この度、企業のガバナンス強化・透明性向上の一環として、本年度第3四半期の業績および今後の見通しについて、その要約をご報告いたします。

(株)カターレ富山 FY2022 第3四半期 業績報告について

日頃よりカターレ富山をご支援戴き厚く御礼申し上げます。本日は、今年度第3四半期の業績及び今後の見通しについて、その要約をご報告させていただきます。これまではJリーグを通じて通期のみ報告しておりましたが、様々な分野でのガバナンス強化の観点から、企業の透明性向上の一環として、昨年度より四半期毎でのご報告とさせていただいております。

今年度第3四半期業績全体としては、昨年同期に対し第2四半期同様に増収減益となりました。以下に昨年同期比による収益、費用の内訳を記載致します。

収益全体としては、昨年同期比+40 百万円(伸長率107%)となる594 百万円と増収にて推移し、FY2020 年度実績をすでに上回っております。また、スポンサー等収入及びアカデミー関連収入がFY2020 年度実績超え、入場料収入及び物販収入が昨年度実績超えと営業・事業面での地力が着実に付いてきております。主な増収項目は以下の通りです。
・ホームゲーム平均入場者数増による入場料収入増(昨対+7 百万円/伸長率128%)、及びユニフォーム等の高単価商品が好調だったことや入場者数増に伴う物販収入増(同+11 百万円/同138%)
・スクール会員増に伴うアカデミー収入増(同+8 百万円/同115%)
・期初に大口スポンサーの減額・離脱(▲83 百万円)に見舞われたものの、1 億円ピッチに迫る新規・増額による好調なスポンサー等収入増(同+5 百万円/同101%)
尚、スポンサー等収入は、現段階の成約ベースでの積上げ額が415 百万円(昨年度実績409 百万円/101%)と過達しており、J3 降格以降最高額となりました。

一方費用全体としては、昨年同期比+186 百万円(伸長率141%)となる638 百万円となりました。主な増加項目は以下の通りです。
・J2 復帰に向けた選手補強(7名)及び勝利給倍増に伴う選手人件費増(昨年同期比+90 百万円/伸長率150%)
・試合数増(+6試合)に伴う試合関連経費、トップチーム運営経費増(同+41 百万円/同144%)
・スクール増設(+6箇所)、遠征増に伴うアカデミー運営経費増(同+10 百万円/同138%)
・販売増に伴う物販/スポンサー等原価増(同+15 百万円/同183%)
・期中契約したメディアスポンサーにスポンサー料と同額の宣伝費支払いによる販売費増(同+19 百万円/158%)

以上により今年度第3四半期営業損益は、昨年同期比▲146 百万円となる▲44 百万円となりました。総括として、チームのJ2 復帰を最優先したトップチーム人件費増等に対し、収益で全てを賄わない赤字予算(▲60 百万円)といたしましたが、主に集客が計画通りに推移できなかったこと、J2復帰を盤石にするための外国籍選手を予算外で獲得したこと等により、損益は更に悪化する見通しです。この悪化分を吸収できる予算外収益源として、ユニフォーム胸スポンサーの営業に尽力いたしましたが契約までには至りませんでした。

今年度はJ2 復帰こそ成し得ませんでしたが、年間最高勝点、年間最高勝率、1 試合平均最多勝点、年間最高得点、6連勝、ホーム11 戦連続無敗、ホーム最高勝率等、様々なクラブレコードを樹立し、チームとして着実に成長しております。また、スポンサー等収入、入場料収入、物販収入の自社営業地力も付いてきております。残り3か月でフロントとして営業・事業面で最後の力を振り絞り、赤字幅の圧縮に努めることを通じて、これまでの成長曲線を伸ばしていく所存です。

カターレ富山をご支援いただいている皆様におかれましては、サポートを、どうかよろしくお願い申し上げます。