日頃よりカターレ富山をご支援いただき厚く御礼申し上げます。本日は、企業ガバナンス強化の一環として、本年度第3四半期(2月~10月累計)の業績概要をご報告申し上げます。
株式会社カターレ富山 FY2025第3四半期 業績報告について
■業績総括
今年度第3四半期は、昨年同期比で大幅な増収(+481百万円/163%)、増益(+193百万円/308%)となりました。以下、収益および費用の増減要因を記載いたします。
■収益の状況(+481百万円/163%:計1,241百万円)
<主な増加要因>
① ユニフォームスポンサーの広告料値上げを含む既存スポンサーの増額(265件)および新規獲得(58件)を主とするスポンサー等収入の増加(+295百万円/165%)
② シーズンパス・チケット単価の見直しおよび平均入場者数の増加(4,235→5,399人)に伴う入場料収入の増加(+42百万円/141%)
③ ユニフォーム販売枚数の増加(1,883→2,710枚)およびホームゲームでの1試合平均売上増(1.5→2.3百万円)を主とする物販収入の増加(+41百万円/152%)
④ 会員数の大幅増(3,696→5,679人)に伴うファンクラブ収入の増加(+9百万円/195%)
⑤ J2昇格に伴うJリーグ配分金の増加(+55百万円/362%)
⑥ 選手移籍に伴う移籍金その他収入の増加(+36百万円/239%)
なお、スポンサー等収入、入場料収入、物販収入、移籍金等その他収入は、第3四半期時点で過去最高となりました。
■費用の状況(+228百万円/143%:計955百万円)
<主な増加要因>
① 選手人数の増加(29→36名)および報酬アップを主とするチーム人件費の増加(+85百万円/150%)
② 入場者数増に伴う運営・警備委託費を主とする試合関連経費の増加(+33百万円/149%)
③ 富山積雪に伴うキャンプ延長コストを主としたトップチーム運営経費の増加(+36百万円/138%)
④ 会員増に伴う特典製作費を主とするファンクラブ運営費の増加(+8百万円/215%)
⑤ スポンサー看板製作費、チケット販売手数料等を主とする販売費の増加(+41百万円/157%)
⑥ ユニフォーム・グッズ販売増加に伴うグッズ製作費の増加(+34百万円/163%)
⑦ J2昇格に伴うJリーグ納付金の増加およびフロントスタッフ増員による一般管理費の増加(+32百万円/127%)
■営業損益
以上の結果、本年度第3四半期の営業損益は +287百万円(昨年同期比+193百万円/308%)となり、大幅な増益を確保いたしました。
また、対予算では、第3四半期終了時点で、ほぼ全ての収益項目が年度予算を過達することができました。これもひとえに皆様のご支援の賜物と厚く御礼申し上げます。想定以上の利益が出たことで、今後本決算とは別に、強化育成、お客様サービス、オフィスインフラ改善、ブランド向上の各領域で約35百万円の追加投資を打ってまいります。
ただ唯一の心残りは、夏の補強で対象としていた多くの選手たちに断られ続け、補強分として確保していた予算を使いきれなかったことです。結果、追加投資を織り込んだ見込み損益は約+1億円と、予算値の+56百万円を大幅に超えてしまいました。カテゴリーが上がった中で移籍してくれた選手たちに感謝をしつつも、「お金はあっても選手に選ばれない」弊社ブランド力の脆弱さをあらためて突きつけられた思いでおります。
それでも在籍してくれた選手たちは、紆余曲折を繰り返しながら気持ちの入った粘りのサッカーで懸命に戦い、皆様の熱い応援と相まって残留の可能性を最終節まで残してくれました。11月29日(土)県総での最終戦は、今季総決算の大一番としてフルパワーで戦いますので、皆様の厚い応援をどうかよろしくお願い申し上げます。
株式会社カターレ富山
代表取締役社長
左伴 繁雄






