サントリーウエルネス × カターレ富山「Be supporters!」プロジェクト 『クラブも元気に、高齢者も“きときと”に!』企画始動!!

このたび、カターレ富山ではサントリーウエルネス株式会社と連携し「Be supporters!(サポーターになろう!)」プロジェクトとして『クラブも元気に、高齢者も“きときと”に!』企画を始動することとなりましたので、下記の通りお知らせいたします。

サントリーウエルネス × カターレ富山「Be supporters!」プロジェクト 『クラブも元気に、高齢者も“きときと”に!』企画始動!!

■実施概要

「クラブも元気に、高齢者も“きときと”に!」企画とは

コロナ禍で観客動員が落ち込んでいるカターレ富山に対して、富山県内の福祉施設で暮らす高齢者の方々が、新しくサポーターとなってクラブを支えていくプロジェクトです。
高齢者の方々が、クラブの応援歌にあわせて全力でタオルマフラーを回したり、事前に制作したオリジナルの応援グッズを掲げたり、スタジアムのサポーターと同じく全力で応援します。
高齢者の方々はコロナ禍で外出も難しく、運動機能の低下も懸念される中で、応援を通して心身が“きときと”(富山弁で生き生きの意味)になっていくプロジェクトです。

 

第一弾 実施内容 

実施日 : 2020年12月13日(日)
場所 : 富山県内の福祉施設
内容 : 2020シーズンホーム最終戦であるFC今治戦を施設内の公共スペースにてパブリックビューイングを実施します。

 

「Be Supporters!」プロジェクトとは

サントリーウエルネス株式会社と、サッカーJリーグの複数のクラブが連携して、2020年12月より始動するプロジェクト。「支えられる人から、支える人へ」。高齢者や認知症の方など、普段は周囲に「支えられる」機会の多い方が、サッカークラブの“サポーター”となることで、クラブや地域を「支える」存在になっていくことを目指す取り組みです。

なお、本プロジェクトは、「注文をまちがえる料理店」をはじめ認知症に対する 新しい価値観の発信で知られる小国士朗氏(株式会社小国士朗事務所 代表取締役) と、慶應義塾大学大学院教授で認知症未来共創ハブ代表を務める堀田聰子氏のアドバイスをいただいています。

 

■慶應義塾大学大学院健康マネジメント研究科教授 堀田聰子氏コメント

認知症のある方の思いを中心に、認知症になっても笑顔で暮らせるまちづくりに向けた取り組みが各地で進みつつあります。
病気や障がいの有無や違いにかかわらず、大切な家族や仲間たちとお気に入りのチームを応援する、それを通じて地域にエールを届ける!という Be Supporters!が、いろいろなチャレンジがあってもやりたいことを諦めない!希望の輪になっていくことを期待しています。

 

堀田聰子氏プロフィール

京都大学法学部卒業後、東京大学社会科学研究所特任准教授、オランダ・ユトレヒト大学訪問教授等を経て2017年4月より現職(医学部兼担、認知症未来共創ハブ・リーダー)。博士(国際公共政策)。社会保障審議会・介護給付費分科会及び福祉部会(厚生労働省)等の委員を歴任。

地域包括ケアイノベーションフォーラム事務局・人とまちづくり研究所代表理事等として、地域包括ケア・地域共生社会、compassionate community、dementia friendly community 等を手がかりに、より人間的で持続可能なケアと地域づくりに向けた移行の支援及び加速に取り組む。中学生の頃より、おもに障害者の自立生活の介助を継続。訪問介護員2級/メンタルケアのスペシャリスト。日経ウーマン・オブ・ザ・イヤー2015リーダー部門入賞。

 

■株式会社小国士朗事務所 代表取締役 小国士朗氏コメント

Jリーグのサポーターとは、「クラブを支える」という1点において老若男女関係なく、誰もが笑って、泣いて、叫んで、抱き合って、壁という壁の取っ払われた世界だと思っています。今回の「Be Supporters!」は、そうした街や地域に広がっていくということなんだろうなと思っています。
Diversity&Inclusion の掛け声はとても大切ですが、あんまり難しく考えすぎずに、「サポーターになろうよ!」という言葉ひとつで、ものの見方ががらりと変わることってあるんじゃないか。その結果として、誰もが自分らしくいられる地域や社会って作れるんじゃないかと思って、ドキドキワクワクしています。

小国士朗氏プロフィール

2003年NHKに入局。ドキュメンタリー番組を制作するかたわら、200万ダウンロードを記録したスマートフォンアプリ「プロフェッショナル私の流儀」や世界1億再生を突破した動画を含む、SNS向けの動画配信サービス「NHK1.5チャンネル」の編集長の他、個人的プロジェクトとして、世界150か国に配信された、認知症の人がホールスタッフをつとめる「注文をまちがえる料理店」などをてがける。
2018年6月をもってNHKを退局し、現職。Jリーグの社会連携プロジェクト「シャレン!」(2018年~)ラグビーW杯2019日本大会のスポンサー企業アクティベーション「丸の内15丁目プロジェクト」(2018年~2019年)、みんなの力でがんを治せる病気にするプロジェクト「deleteC」(2018年~)など、携わるプロジェクトは多岐にわたる。

 

 

■カターレ富山代表取締役社長 山田 彰弘コメント

カターレ富山では、これまでも高齢者の健康づくり教室や病院でのパブリックビューイングなど、地域の皆さまの健康増進への「シャレン!」活動に取組んでまいりました。
今回、サントリーウエルネス様と、地域スポーツクラブであるカターレ富山が地元の社会福祉施設の皆さまと連携した活動を展開していくという貴重な機会をいただき、感謝申し上げます。
高齢化や認知症などは、誰もが避けては通れない道ですが、「支えられる人から、支える人へ」をコンセプトに、地域の皆さまがいくつになっても、自分らしく元気に生きて、自分たちが住む地域を支える力になることのお手伝いができれば大変うれしく思います。