試合結果

2021明治安田生命J3リーグ 第28節

2021.11.21[SUN] KickOff 13:00  富山県総合運動公園陸上競技場

HOME GAME
2-1
0- 前半 -1
2- 後半 -0

GOAL

末木 裕也 (66分)
林堂 眞 (87分)
前田 椋介 (45分)

STARTER

GK 1 西部 洋平
DF 4 戸根 一誓
DF 23 林堂 眞
DF 33 鹿山 拓真
MF 13 安藤 由翔
MF 16 末木 裕也
MF 17 姫野 宥弥
MF 20 音泉 翔眞
MF 22 椎名 伸志
FW 8 高橋 駿太
FW 28 マテウス レイリア
GK 32 石井 健太
DF 22 綿引 康
DF 28 大畑 隆也
DF 33 代 健司
DF 37 奥田 裕貴
MF 7 千布 一輝
MF 17 前田 椋介
MF 23 徳永 裕大
MF 18 渡邊 龍
FW 11 藤岡 浩介
FW 25 梅田 魁人

SUBSTITUTES

GK 31 齋藤 和希
DF 5 今瀬 淳也
MF 6 碓井 鉄平
MF 15 松岡 大智
MF 50 田中 佑昌
FW 9 大野 耀平
FW 27 吉平 翼
GK 1 伊東 倖希
DF 3 井原 伸太郎
MF 8 小野寺 達也
MF 21 大熊 健太
FW 10 水永 翔馬
FW 20 橋本 啓吾
FW 36 三村 真

監督

石﨑 信弘
内藤 就行

DATA

選手交代

46分 out
姫野 宥弥
in
大野 耀平
67分 out
高橋 駿太
in
松岡 大智
67分 out
音泉 翔眞
in
田中 佑昌
82分 out
末木 裕也
in
碓井 鉄平
74分 out
渡邊 龍
in
大熊 健太
79分 out
梅田 魁人
in
橋本 啓吾
86分 out
藤岡 浩介
in
井原 伸太郎

警告

53分 末木 裕也
90分 田中 佑昌
90分+1 安藤 由翔

退場

DATA

シュート 10
GK 5
CK 5
FK 14
PK 0
シュート 3
GK 7
CK 4
FK 12
PK 0
入場者数 4,131人
天候 晴、弱風
気温 17.5℃
湿度 44%
ピッチ 全面良芝
主審 松澤 慶和
副審 秋澤 昌治、道山 悟至
第4の審判員 本田 祐樹

COMMENT

監督コメント

監督
石﨑 信弘
ー本日の試合の総括
負けても引き分けてもJ2復帰の可能性が消える状況の中で、宮崎に先制点を奪われたものの、後半に盛り返して逆転してくれた選手は本当によく頑張ってくれたと思っている。前半の序盤はいい形で攻撃ができていたが、前半の終盤にかけて相手にボールを持たれる時間が長くなってしまった。しかし、前節の熊本戦でボールを持たれても危険なゾーンには入らせなかった守備が、今回の宮崎戦でも試合を通して機能していた。相手の素晴らしいシュートで失点したのは、少し残念ではあるが、先ほど話したように、その後で盛り返せたのは、本当に勝ちたいと思った選手全員の執念そのものだと思う。残りあと2試合、まずは次の岩手戦に向けてしっかりトレーニングを重ね、今日以上のゲームができるよう準備していきたい。

ー前半0−1で折り返した際、後半に向かう選手たちにハーフタイムでどのような声掛けをしたのか?
攻撃に転じた時に前線の人数が足りず、相手に押し込まれたことから、後半スタートから大野選手を投入した。大野選手が入った事で前線でボール収まり、マテウス選手も良いポジションでサポートしてくれたため、攻撃の形が作れるようになった。一方、守備については、前半は良い形でボールが奪えず、選手は相当ストレスが溜まっていたと思うが、ボールを持たれる時間帯が長くなっても危険な位置でシュートは打たせていなかったので、しっかり守備は出来ていると見ていた。

ー攻撃面では、戦術的に宮崎のどこを狙っていたのか?
まずディフェンスラインの背後を狙わせた。前半の立ち上がりは背後を巧みに突き、効果的なサイドチェンジを使いながら攻撃の形は出来ていたが、前半途中から相手にボールを持たれる時間が長くなって、なかなかイメージどおりの攻撃を作り出せなかった。後半に入って大野選手のスペースへ流れる動きでディフェンスラインの背後にボールが入るようになり、彼の体を張ったキープによってチーム全体が前へ押し上げられるようになった。

ー守備面について、監督から危険な位置に入れさせなかったと話があったが、試合を観ていてペナルティーエリア付近で宮崎の中井選手にシュートを打たれたり危ないシーンが何度も目に映ったが、ペナルティーエリア内での守り方について何か意識されたことはあるのか?
先ほどから何度も話したが、相手にボールを持たれる時間帯はあると選手に伝えていたので、慌てて飛び込んで数的不利になったり、ディフェンスラインがギャップを作らないよう粘り強い守備を徹底させた。先制点を奪われたシュートはペナルティエリア外ではあったが、あのシーンは自分たちのミスからボールを拾われてバイタルエリアへの侵入を許してしまった。それ以外は危ないゾーンに侵入させていなかったと思う。

ー前節の熊本戦から前線の選手を入れ替え、今日の先発もマテウス選手と高橋選手で攻撃が活性化された印象を受けたが、前節に続き、先発に高橋選手を使って後半から大野選手を投入するのは何か考えがあるのか?
前節から高橋選手を先発させ、後半に大野選手を投入したが、前半は簡単に失点せず、固く試合を進めること、大野選手の特徴であるディフェンスラインの背後を突く動きで後半から勝負に出る狙いがあった。前節に続き、先制点を奪われて攻撃的に行かざるを得ない状況になったが、大野選手は相手の裏を突く狙いどおりのプレーをしてくれた。

ー試合終盤に末木選手に代わって碓井選手を投入し、決勝点は碓井選手のニアサイドへの低いクロスからだった。クロスの入れ方もさることながらプレーに工夫が感じられたが、碓井選手の働きについてどのように評価しているのか?
前節含め碓井選手は途中出場が続いているが、彼は経験豊富な選手で、流れの引き寄せ方を理解している。アシストの低いクロスは狙いどおりか定かではないが、セットプレーからのこぼれ球を拾って良いところにボールを入れてくれた。

ーもう勝つしかない緊張の連続の中で、トレーニングや試合前も含めて何かチームの変化を感じることはあるか?
もう引き分けも許されない状況の中で、ディフェンスの鹿山選手やツートップをはじめ選手を何人か入れ替えており、それぞれが自分の役割を理解し、持ち味を出してくれている。90分間で5人を交代できるルールの中で、先発には先発の役割があり、途中出場には流れを変えたり、守り切るといった役割がある。自らの役割を理解し、メンバー18名が一丸となって戦った事が今日の結果に繋がったと思っている。

選手コメント

MF16
末木 裕也
ーゴールシーンを振り返って
前半からシュートシーンはあったので、いつかチャンスが来ると思っていた。マテウス選手から良いボールが来たので、イメージどおり左足を振り抜いた。

ーミドルシュートは得意だったのか?
得意と思ったことは一度もない。0-1で負けている状況だったのでチャンスが来たらシュートを打つ事は決めていた。1点取ったらチームが勢いづくと思っていたので、自分がその役目を果たせて良かった。

ー最近先発で起用されているが、今日の宮崎戦はどういう意識で戦ったのか?
前節まではアンカーで出場していて今節は初めてダブルボランチで出場した。個人的にはダブルボランチの方がボールが回るイメージがあり、自分の持ち味を発揮できると感じていた。攻撃を組み立てながら前に出るチャンスがあれば積極的に狙おうと思っていた。

ー5戦ぶりの勝利と首位の宮崎を下した事で、次の岩手戦はどのように戦いたいか?
今日の宮崎戦同様、勝ち続ける意外にJ2復帰の道はないので、貪欲に勝利を目指し、どんな内容でも構わないので、勝って次に繋げたい。

ー前半の最後に失点という厳しい状況から、どうやって切り替えられたのか?
失点するまでは、自分たちも良い攻撃が出来ていた。ハーフタイムでも「まだまだチャンスがあるから、全然落ち込む必要はない」という雰囲気だった。0-1の状況でも誰一人諦めてる人はいなかったし、絶対に逆転できるイメージがあった。しっかり体現できて良かった。

ー昇格争いで負けられない試合が続く中で、末木選手自身が感じるところはあるのか?
このような経験は初めてだが、特に緊張はしていない。自分自身では普段どおりプレーをすれば良いと思っている。今日は5試合ぶりの勝利で次に繋がった事が一番大きい。次に繋げられて本当に良かった。
DF23
林堂 眞
林堂選手
ーゴールシーンを振り返って
勝たなければいけない試合だったので、前線に残った方が良いと自分で判断し、ゴール前で待ち構えていたところ、碓井選手が良いボールを上げてくれたので、ゴール方向に角度を変えようと触ったら上手くゴールを決めることが出来た。

ー非常に攻められる時間が長かったと思うが、今日の試合をどのように振り返るか?
守備で後手を踏む場面があり、修正しなければいけないと思っている。対戦相手の宮崎は巧みなポジショニングでパスワークを仕掛けてくる事を知っていたので、攻め込まれる時間帯はあると想定していた。相手にボールを持たれても、チームの輪が乱れることなく、90分間通してしっかり戦えた。

ー7分という長いアディショナルタイムをどのようにチームで戦ったのか?
チームとしてやることははっきりしており、絶対逃げ切るいう強い意志とチームワークでやり切った。交代で入った選手もそれぞれの役割を全うし、試合を無事クローズさせる事が出来た。

ー次節は岩手との厳しい戦いに向けた意気込みは?
勝つことしか考えていないし、勝たなければいけない。ここまで来たら内容よりも勝つことを最優先に考えている。この1週間をしっかりと過ごしていきたい。


ー林堂選手は過去にJ1昇格プレーオフに出場されるなど、瀬戸際の戦いを何度か経験されてると思うが、プレーする上で何を心掛けているか?
プレッシャーの掛かる大事な試合は「自分の人生」「サッカー人生」において良い経験になる。楽しんでプレー出来れば良いが、そこまでの余裕はない。愛媛時代は本当に余裕がなかったが、終わってみればとても楽しかった思い出が残っている。
勝たなければいけない試合にプレッシャーを感じながら挑むことは、素晴らしい経験になるので若い選手とともにチームとして戦っていきたい。

ー4試合も勝利から見放され、チーム・個人として厳しい時期だったと思うが、今日の勝利で何か変わるキッカケを掴んだか?
勝てなくても自分たちは練習や試合でやるべき事をやってきた。勝利を最優先に戦う事は何ら変わらない。チームには良い時も悪い時もある。しかし、これまでバランスを崩すことはなかった。試合結果が付いてこない時もあったが、岐阜戦で自分たちの中で光が見えた感じがした。「チームとしてやれることをしっかりやろう」という雰囲気になり、熊本戦では後半に盛り返すことができ、今日の宮崎戦は勝つことができた。残り2試合、このまま勝つことだけを考えてきたい。

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